Project Work
プロジェクトワーク
ぼんやりと描いていた将来像を言語化して頂き、
自社の強みと使命を会社全体で再認識することができた。
放送業界は近年スマホ・SNS・配信サービスなどと、”可処分時間”を争う競争で厳しい状況に置かれている。この苦境に活路を見出すべく新規事業や多角化などを進めつつも、なかなか成果がでない悪循環に陥っていた。自社の強みや目指す方向が曖昧であったため、役員層から若手層まで全層に向けて丁寧にヒアリングを実施。
言語化、視覚化して共通認識を固めるためのファシリテーションを行い、バックキャストで自社がとりうるシナリオを検討することで、あるべき将来像を描くことができた。これにより自社が気づけていなかった強みを再認識でき、会社全体が同じ方向を共有する契機となりました。
- 成果
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- 看過されていた「自社の強みと使命」を再認識。
- 「自社の強みと使命」を再認識し「将来の方向性」を明確化。
- 「将来の方向性」を得て中期経営計画への落とし込みを実現。
Solution Point ソリューションポイント
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合意形成
経営層から若手まで各層へのヒアリングにより「企業として目指したいこと」「新たな取り組みを行ううえでの課題」などを把握し、全社的に納得感を有するビジョンを策定しました。
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バックキャストでの
シナリオ分析今後のメディアを取り巻く環境変化をバックキャスト視点で考察することにより、有望なシナリオを具体的かつ実践的に策定しました。
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計画の連続性
長期のビジョンからのバックキャストで中計の方向性を整理することにより、企業としてどのような段階を重ねてビジョンを達成するかという道筋の明確化を行いました。
弊社の担当者が語るプロジェクト 混迷を極める放送業界で確かな方向性を見定めるために、企業の強みを再発見し、目指すべき方向性の合意形成を促す取り組みが不可欠だった。
メディアを取り巻く環境が変化し続ける中で、地方に基盤を持つ放送局として「地域社会にどんな価値を提供するか」を定義しなければならない状況がありました。このため、クライアント様は従来の3カ年の中期経営計画だけでなく、2030年をターゲットとした全社ビジョンの模索を続けていました。
しかし、様々な意見が飛び交う中で自社の強みや目指す方向が曖昧な状態であった為、まずは、考え方やマインドセットを変革することが不可欠だと判断しました。そこで、ヒアリングとファシリテーションを通じたビジョン・方針の具体化を徹底的かつ丁寧に実施。結果、参加した役員層、若手層のそれぞれの社員の役職・肩書・役割の垣根を超えて議論が活発化していく様子が見受けられ、会社全体での合意形成を獲得するに至りました。
このような「自社の強みと使命」を再認識する取り組みにより、全社が一丸となり目指す将来像を実現する推進力を獲得することができたのではないかと思います。
コンサルティング事業部
本間 優太(ほんま ゆうた)