Project Work
プロジェクトワーク
JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)
「現場の声」を徹底的に引き出し「見える」状態へ
次の行動が手に取るように分かる納得の支援を頂いた。
自動車を取り巻く環境が複雑に変化する中で、「組織として社会にどのような価値を示すか」という確固たる方向性を定義する必要があった。また全国展開型の組織ゆえに隅々まで納得感を行き渡らせる支援が不可欠でした。
オンラインでの双方向型ワークショップを介して全国規模の情報集約を行いながら、「両利きの経営」「オープンイノベーション」等の経営手法をベースにした指導を展開し、今の時代に適した3か年の活動計画の策定やエバンジェリスト的存在の育成を実現しました。- 成果
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- 既存事業の枠組みを超えた3か年計画の策定。
- ワークショップを通じた参加メンバーにおける納得感の醸成。
- 計画を支部に浸透させるエバンジェリスト的存在の育成。
- 「両利きの経営」「オープンイノベーション」等の経営手法の理解。
クライアントボイス
JAFの会員数は2000万名を超えて増加しているものの、今後人口減少、保有台数減少など環境がより厳しくなる事が予見されましたので、新たな視点・発想による中期計画を立てる必要がありました。各部門及び地方本部から選抜されたプロジェクトメンバーとディスカッションしながら、中期計画の骨子を構築していく活動が進められました。
コロナ禍による様々な制約が厳しい状況でしたが、「オンライン型ワークショップ形式」「双発的な議論の準備としての各メンバーへの事前課題」を効果的に展開しながら、見事に5~10月の期間で中期計画の骨子を完成出来ました。特に「両利きの経営」に基づく思考の枠組みを導入して頂いた事が有難く、ベルテクス・パートナーズさんの新規事業推進の強みを実感致しました。
経営企画部経営企画課 課長 安井 章員 様
「両利きの経営」や「オープンイノベーション」といった経営手法についてのレクチャーとともに、今後のJAFの向かうべき方向を明確に定義し、バックキャストして取り組みを定めていく事が出来ました。計画の目的として「パーパス」、ありたい姿を示す「ビジョン」、職員のあり方を示す「バリューズ」に分けて示すという概念を導入して頂いた事で、自分たちが具体的にどのように思考・行動すれば良いのかが最大限に伝わる計画を描けました。
オンライン型でのワークショップ実施と制約がある中ではありましたが、プロジェクトメンバーからも「自由な意見交換ができ、納得感のあるものになった」と感想が集まっています。事業計画の策定からその実現に向けた取り組みまで、非常に頼りになるパートナーだと確信しています。
経営企画部経営企画課 井上 賢人 様
Solution Point ソリューションポイント
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経営知見の共有
「両利きの経営」「オープンイノベーション」といった組織の現状に不可欠な考え方を示しながら、具体的にどのようなアクションにつながるかまで深掘りしました。
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未来志向の検討
分析的な考え方と併せて「どうなりたいか」を言語化することで、組織としてどのような価値を社会に提供するかを明瞭に定義しました。
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制約を超える双方向性
コロナ禍による移動制約がある中でもチャット等の活用を介して全国メンバーの意見をリアルタイムかつ双方向的に集約し、参加者全員の十分な納得感を醸成しました。
弊社の担当者が語るプロジェクト 経営知見を分かち合い、未来を見定めながら「納得」の浸透を導きました
経営層の号令だけで組織の変革がなされることはほとんどありません。一方で、現場の声だけで新しい仕組みを生み出すのにも限界があります。特に今回のご支援においては、自動車という不確定要素の多い領域で活動される全国規模の組織でしたので、より精緻なベクトルの定義と計画への理解浸透が重要な意味を持っていました。
そこで弊社としては「組織全体として進みたい方向性」と「現場で業務に取り組む方々の実感」の掛け合わせを重視しながら、「結局この後何をやるの?」といった状況に陥らないための計画づくりを推進しました。本計画をもとに各部門で新たな取り組みも生まれているという話も伺っており、組織として自ら変わっていこうとする姿勢には我々も勇気づけられます。
この先、自動車を取り巻く環境のみならず、地域のあり方そのものが大きく変化するタイミングが訪れると思います。そういった環境においても、JAFの皆様が社会を支える揺るぎない存在として文化を担い続けることを切に願っております。